「ヴィンテージブライス」「ケナーブライス」とよく耳にしますが、何のことでしょうか?
今回は「ヴィンテージブライス」についてまとめたいと思います。
ブライスの歴史
ブライスは1972年にアメリカで一年間だけ幼児向けのドールとして発売されました。この時期のブライスが「ヴィンテージブライス」と呼ばれています。
それから長い間、何もなかったのですが、1999年にCWCの代表でありクリエイティブプロデューサーのジュンコ・ウォングは、スナップ写真の中に映っているブライスに出会い、その瞬間からブライスに惹かれました。
2000年にジーナ・ガランによる写真集「this is blythe」が出版され、続いてパルコのキャンペーンに使用されたことから日本での人気に火が着きました。
2001年からCWCのプロデュースのもと、株式会社タカラ(現:株式会社タカラトミー)が復刻版ブライスとして、ネオブライスを販売しました。
復刻に際し、ブライスを子供向けの「お人形」ではなく、大人が楽しめる「ファッションドール」として、新しいドールカルチャーの創造を目指しました。
ヴィンテージブライス
1972年にアメリカのケナー社(Kenner)で1年間発売されました。
1972年、日本でも1年間だけ株式会社トミー(現:株式会社タカラトミー)から、ドレスとパッケージを日本仕様に変えたケナー社オリジナルのヴィンテージブライスが販売されていました。
ヴィンテージブライスは、「ケナーブライス」や「ヴィンちゃん」等と呼ばれることもあります。
ケナー社は倒産しており、ケナー社のtoy部門はハスブロ社が買収したので、現在、ブライスの版権はハスブロ社が持っています。
ヴィンテージブライスの仕様
大きな顔(三頭身でグレープフルーツ大)が特徴。
頭の後ろから出ているひもを引っ張ると瞳の色が4色(グリーン・ピンク・ブルー・オレンジ)へと変わります。
髪の色は、赤毛、ブロンド(金髪)、ブルネット(濃い茶色)、ブラックの4種類ありました。
ヘアスタイルは前髪ありとサイドパート(横分け)がありました。
背中には、ケナー社の刻印が入っています。発売時期により、6行刻印と7行刻印の2種類の刻印があります。
どこで購入できる?
50年近く前に販売されていたものなので、フリマサイトやオークションサイト、まんだらけ等の中古品販売店で探すことができます。
状態によりますが、10万円前後で販売されているようです。
上の2つは、まんだらけで過去に販売されていたものです。(※写真はお借りしています)
かなり可愛いですね!テカテカ過ぎないけどマットでもない肌質やふんわりしたメイクが可愛すぎます♡
まとめ
今回はヴィンテージブライスについてまとめました。
50年近く前のものとは思えない可愛さです。
Instagram等で投稿されているヴィンテージブライスの写真を見ては癒されています。
現在販売されているネオブライスも可愛いのですが、ヴィンテージブライスは言葉で表現しにくい少し違った可愛さがありますね。
現在の技術を使ったら同じような子を簡単に作れそうなのに…
いつかお迎えしたいです。